皆さん、ラッダイト運動というのをご存じだろうか。ラッダイト運動というのは、1810年代にイギリス中・北部の織物工業地帯に起こった機械破壊運動というものです。産業革命時の効率的な機械の発明でいままで手作業で行われていた仕事が激減、当時の不況下ということもあり、多くの人が失業しました。彼らの怒りの矛先は彼らの仕事を奪った、機械に向かいました。
機械を破壊しようとする人々 機械を壊す刑罰は死刑らしい 画像はこちらから
当時の人々が命がけで機械を壊していたことは、自分の正義のために闘ったのは、容易に想像ができます。しかし現代の視点からみれば、残念ながらナンセンスじゃないかなと思います。機械を壊す*1のではなく、機械がある時代に生まれたからどうすればいいのか考えるしかないじゃないかな・・
今コンピュータというものが猛烈な勢いで賢くなっています。動物の中でもっとも賢い生き物である人間が、その地位を維持できるのも後100年もないでしょう。その時どう振る舞うかをこれから考えませんか?
機械を破壊するのか?それとも新しい価値観を見出すのか?
今私達が生きている時代は、後世から産業革命以上の事が起こった時代と認識されると思います。今人類史上もっとも面白い時代に我々は生きているのです。(続く
*1:ちなみに私はこの話を聞くと機械を作った人の悲しみとか考えてしまいます